over the continents 2008

全国から集まったという2000足の履き古された靴たち。
其々に短いエピソードが添えてある。
赤い毛糸で会場に繋げられていて、インパクトがあった。
私なら、23区で買ったお気に入りの黒いパンプスを出そう。
これを履いて、夢見るような気持ちでふるえながら
歩いたあの街のことを
きっと一生忘れないだろうな。踵に付けてしまった傷さえ
今は大切な思い出。
この先何処へ旅に出ても忘れないし忘れたくない思い出。
靴といえば高校生の頃付き合ってた男子校の彼と
お揃いで靴を買ったことがあったな。
捨てそびれて、今でも残してある。
無くしたくなくても無くなっていくものが多い中
これくらい残しておいてもいいかなと思えるようになった。