策略

一年ぶりに友人と京都で会った。
雪がちらついていたので御所をお散歩する予定は
ショートカットして、お気に入りの場所だけ案内して後は
食事をしながら延々とおしゃべりを楽しんだ。
御所の近くの同志社大学の寒梅館のカフェは落ち着いた雰囲気と
リーズナブルなお値段が大好き。
広い店内には会話の邪魔にならない程度に
有線がかかっていて、たまにビートルズのカヴァー曲がかかると
嬉しくなる。あれ?でもあれ何ていう曲だったかな・・・
会話を重ねれば重ねるほど相手を好きになるという友人の恋愛観を
聞きながら、じゃあ私のことも場合によっては好きになるのかしらと
想像して失笑。
そして、自分に自信が無いからいつも恋はうまく行かないのよ、と
いつの間にか恋の相談室に。
自信が無いのは誰しも一緒で、「私に落とせない男はいない」とか
「私に落とせない女はいない」とかゆってるひと、見たこと無いよ!と
元気付けておいた笑
(自分を私、という男の人が大好き)
あなたといると楽しいの、というのを言葉だけでなく
笑顔を惜しみなく見せることで伝えれば?とか
もっといい人になりたい!なんて思えるほど好きになっちゃう人が
現れるの気長に待てば?とかアドバイスするうちに
頭の中でヒロトが歌いだしたの。
あーきらーめきれーぬーこーとーがーあるなーらー♪
いつも
私を助けてくれるのは音楽だなと
ちょっとジーンときた。
友人も私もいい恋が出来るといいな!
沢山しゃべって沢山食べて
新幹線の駅までお見送りした。お土産はあじゃり餅ね。
手を振りながら、お見送りって切ないなーと突然私のヘブンズドアが開いた。
色んな記憶が甦っちゃう・・・。
見送ってもらうのもとても切ない。でもこれは・・・致し方無い事よね。